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気仙町けんか七夕

~42年の長い年月を経て復活~

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65~70歳以降の方から若い世代に教え繋いだ温かい祭り

昨年42年の長い年月を経て復活を果たした下矢作(しもやはぎ)灯篭七夕。

この七夕は昭和初期頃に始まったお祭りで、山車が大きな行燈のようになっていることもあり、別名「行燈七夕」とも言われています。
毎年お盆の時期に開催されていたのですが、これは先祖や故人の霊が迷わず帰ってくる目印や、故人の冥福を祈り、感謝の気持ち込めたお盆の供養を表す迎え火の役割を灯篭七夕で表しているそうです。
山車のメインとなる表面の木枠一面に貼られた和紙には、絵巻物語が描かれており、昨年は「弁慶と牛若丸」が描かれていました。この絵を描いていらっしゃるのは、なんと43年前に描いていた方と同じ方なのです!当時は20代だったそうですが、復活させた現在は72歳。昨年42年の長い空白期間を空けて完成させた山車は、とても感慨深いものだったようでした。今年は「一寸法師」を描く予定で、これもとても素敵なんだろうなと楽しみです。
町を練り歩く山車の作りは、中は2階構造となっていて、1階には太鼓が置かれ2階には笛の吹き手が立ちお囃子の演奏をするスペースになっています。そのお囃子方の周囲には、暗くなった夜間に絵を浮かび上がらせるロウソクが並べられていて、灯りをともすと、とても温かみがあり幻想的な雰囲気になります。

実は、復活させようと動き始めたのは震災の前の年で、本当ならば震災の年には復活を果たしていたはずでしたが、ここ矢作地区も甚大な被害があり頓挫してしまったのです。
それでも伝統継承の強い思いは失われず、また灯篭七夕の持っている鎮魂の思いから、復活へと再び動き出しました。
陸前高田市矢作町は、市の約半分の面積を占めている広い町です。ですので、以前の灯篭七夕は、下組、中組、上組と3つの山車を運行していたのだそうですが、一度途絶えてしまったお祭りを復活させるということはとても大変なことで、最後の開催から40年以上が過ぎていたことで、お祭りに関する知識を持っている人がほとんどいない状態。そのため、山車作り・お囃子など全てが手探りだったそうです。そこで当時のことを知っている全ての地区の65~70歳以降の方が先導して記憶を頼りに知恵を出し合い、若い世代に教え繋いでいく1つのお祭りとして復活させることになりました。

今年もそろいのはんてんを身にまとい、「ヨーイヨイ」の掛け声とともに町を練り歩きます。
「復活させたからには、もう途切れさせるわけにはいかない!」
熱い思いのこもったお祭りを見に来られてはいかがでしょうか。

期日:8月15日(月)
下矢作コミセン(下矢作多目的研修センター)
岩手県陸前高田市矢作町字諏訪44番地

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